目指せ即戦力!内定者研修で重要な3つのコンセプトとは?

新卒採用は毎年カラーが違い、母集団の形成から面接の準備、選考、内定通知後のフォローアップと、段階ごとに様々なお困りごとをお持ちの企業様も多いのではないでしょうか。

中でも、一番重要になってくるのは内定者のフォローアップではないかと考えます。

選考の中でせっかく良い人材と出会い、内定を出すことができても、実際に入社する4月までに離れていってしまっては、これまでの努力が水の泡です。

今回は、SRで内定者のフォロー、さらには新人育成の場として活用している「ITリテラシー研修」の内容をちょこっとだけお見せします。

 

研修の大事なコンセプトは3つ!【やりきるチカラ】【ITスキル】【ビジネスマナー】

 「やりきるチカラ」が重要な理由

「期末が近づき、ノルマ達成まであと一歩。残りの日数でノルマを達成するのは、新人ではない経験のある社員でも困難。」 実際の業務の中で、自分の部下がこんなシチュエーションに置かれていることはありませんか?

そんな状況下において、「ここまでやったのだから、未達成でも仕方ない」と状況を許容してしまう人と、「難しいかもしれないけれど、できるところまであがいてみよう」と最後まで諦めずに行動する人、どちらのタイプも見られることと思います。

しかしここで将来を見据えて見たとき、どちらの部下の方が結果を出せるようになるのでしょうか。

たとえ同じ結果に終わったとしても、あなたが上司であるとしたら、今後どちらに多くのチャンスを与えようと思いますか?

 

答えは一目瞭然です。少しずつでも努力してみよう、という気持ちを持って取り組んだ部下の方が、今後の仕事の仕方もうまくなるでしょう。たとえ能力が高く優れていたとしても、継続した努力がなければ実を結ばないものです。

図1

この一歩を踏み出せるか、踏み出せないかの違いは、その人がいかに壁を乗り越えてきたか、いかに最後まで【やりきる力】が備わっているかの違いだと思います。

そこで、本研修では様々な課題へ取り組むことを通して「やりきるチカラ」をつけてもらうことを目指しています。

 

 「ITスキル」は現代の読み書きそろばん!?

昔のスキルといえば「読み書きそろばん」でしたが、現代では、読む=DBから引き出す(access)、書く=文章を書く(Word)・web上で書く(HTML)、そろばん=データ操作(Excel・VBA)。

入社前にExcelやWord、PowerPointのスキルを身につけてもらい、入社後には業務で必要な専門知識の習得に専念してもらうことも、本研修の目的の一つです。

実際、私も内定者時代にこの研修を受けてから入社し、業務の内容を習得することだけを考えることができましたので、基本的なパソコンスキルを先に勉強できたことはとても大きかったと感じています。また、業務の為に覚えるものであるとはいえ、内定者の中には大学の卒業論文や課題に取り組んでいるという方もいますが、そちらにも大いに役立つ内容となっています。

もちろん、全てのExcel関数を覚えたり、WordやPowerPointの機能を全て把握してしたりする必要はありません。入社後仕事をしていく中で、スキルを駆使し「こういう風にすれば業務改善につながる!」という勘を持ってもらうことが狙いです。

 

現在は下記のようなカリキュラムを組んで講義を行っています。(過去実績)

5月 Excel(基礎関数) 10月 Excel(基礎関数)
6月 Word・PowerPoint 11月 Excel(VBA基本)
7月 Excel(VBA 基本) 12月 PowerPoint
8月 Excel(VBA 実践) 1月 応用課題①
9月 Access(基本) 2月 応用課題②

内定が出る10月をサイクルの区切りとしています。内定者がそこから参加しますと、Excel・PowerPointの講義を経て基礎的なスキルを身につけて応用課題に取り組み、スキルアップした状態で4月を迎えることができます。

入社後の5月以降に引き続いて研修に参加しますと、Excel関数のおさらいを経てさらに高度なVBAやAcceseの講義を受けることができます。

また、本研修は内定者だけでなく、新卒・中途入社の全ての社員が参加可能です。そのため、入社前から社員との交流もあり、社風や雰囲気を感じてもらうことができます。

 

応用課題としては、下記の課題に取り組んでいます。

①自己紹介ムービーの作成(内定者)

自分自身が内定企業に入社するまでにどのような経験をし、どのような考え方・強みを持った人物に成長したか、さらに内定企業との出会いや将来に向けての目標・決意を写真やイラストに文字や音楽をのせ、5分程度の動画にまとめて頂く動画作成課題です。作成期間は1~2か月程度、主にPowerPointを使用します。(Windows Movie Makerなどの動画作成ソフトを使用した実績もあります。)

②社内の業務改善ツールの開発(社員)

受講生が自らプロジェクトのゴールを設定し、社内の課題を解決するために必要なシステム機能の洗い出し、スケジューリング、作成を行います。

ここではExcelやAccessを開発ツールとして使用します。また、社長をはじめとした社員の前での成果発表の機会も設けられ、PowerPointを使用した発表も経験します。

これらの取り組みをやりきった受講生は、ITスキルを使用した自己表現、そしてプロジェクト推進を疑似体験したことにより、実際の業務やプロジェクトの中でも、メンバーの一員として進捗管理の視点を持って能動的に動いています。

 

「ビジネスマナー」は何においても大切!

ビジネスマナーは最も重要で不可欠なコミュニケーションのひとつです。

ビジネスマナーと呼ばれるものはたくさんありますが、土台となるものが儘ならないままで更なるものを身に付けようとしても、あまり意味がありません。社会人の第一歩まであと少しという時期に、土台となる考え方を身につける必要があります。

本研修に参加するにあたって、設定しているルールを下記にまとめました。

  • 挨拶をかかさない :社会人として最も基本のビジネスマナー
  • 時間や期限は厳守 : 決められた時間に遅れることは社会に出れば許されないため、時間に余裕を持つ習慣をつけてもらう
  • 欠席連絡はメールで行う : ビジネスでどのようにメールを使用しているかを実際に体験し身につけてもらう
  • 言葉遣いに気を付ける : 懇親会ではなく、研修の場として、社会人の言葉遣いの定着
  • 報連相をしっかり行う : 「報連相=気配り」を根底に、仕事での報連相をどのように行うかの練習をしてもらう

入社してから細かいことで注意を受けたり、「学生気分」と言われてしまったりすると、本人のモチベーションも下がってしまい、良いことはありません。

内定者時代にビジネスマナーを知ることで、入社後には即ビジネスモード。メールも焦らず、怖がらずに堂々と作れますし、報連相・タスク管理の重要性を知っている人材は他社の新卒と一線を画すことができます。

 

まとめ

ひとえに「内定者研修」といっても、内定者が求められることは各社それぞれです。研修を行うのであれば、入社前に知っておいてもらいたいこと、身につけてもらいたいことを盛り込んだ研修を行う必要があります。

また、内定者研修を行うことで、内定者同士の交流が生まれることも重要な目的のひとつです。新卒入社した会社の同期は「一生モノ」ですので、どのような同期がいるのかは内定者にとって非常に気になるところです。

選考ではゆっくり話せなかった同期と交流を持ち、入社前から仲間意識を持ってもらうとともに、ライバル意識を持たせることで内定者の刺激にもなります。

御社の内定者研修のご参考になれば幸いです。

 

 

他のシミュレーションツールや、他社事例のご紹介・お問い合わせについてはこちらからどうぞ!

btn_contact1-e1418828565547