「夏だからこそ」気をつけたい労災とは?

0720

厚労省では、ここ数年の熱中症による死亡者数を鑑み、平成 28 年は建設業等を熱中症予防対策の重点業種とすることとしました。

建設業以外の業態であっても、屋外の作業が中心になる業態は特に注意が必要です。

 

暑さ指数(WBGT)を用いた熱中症対策

WBGT(Wet Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案されたもので、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標です。人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標となっています。環境省では、熱中症の危険度を判断する数値として平成18年から情報提供が行われています。

 WBGT値は、乾球温度、自然湿球温度、黒球温度を測定し、次の式にあてはめて算出します。
(1)屋内外で太陽照射のない場合(日かげ)
WBGT値=0.7×自然湿球温度+0.3×黒球温度
(2)屋外で太陽照射のある場合(日なた)
WBGT値=0.7×自然湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度

これを下記の表に当てはめ、作業場所のWBGT値が「WBGT基準値」を超えるおそれがある場合には、身体作業強度の低い作業に変更するなどの対策を講じることが必要となります。

h0616-1b_0001

(厚労省パンフレットより内容抜粋)

 

チェックシートによる状況把握

厚労省から、こんなチェックシートが公開されています。上記でご紹介したWBGTを含め、休憩場所・水分補給・作業の際の服装等についてチェックができます。屋外の作業が多い業種はもちろん、冷房の効く店舗での勤務の業種、オフィスワークの業種でも、勤務環境に問題がないか、夏本番を迎える前に今一度確認が必要です。

 

救急処置

熱中症になってしまった場合、救急措置が円滑に実施されるよう、あらかじめ、救急措置の手順を作成し、関係者に周知する必要があります。また、緊急時に直ちに熱中症に対応できる近隣の病院、診療所の情報を把握しておき、万が一の事態に備えることが重要です。

御社では熱中症対策はとられていますでしょうか?
この機会にご確認いただき、対策・救急措置に関して社内での周知をしていただけますようお願いいたします。

 

お問い合わせは下記よりどうぞ!

btn_contact1-e1418828565547